留学先のバンクーバーはこんなところです

Vancouver Canada

直行便で9時間の快適都市

バンクーバーはカナダ西部ブリティシュ・コロンビア州にある同州最大の都市で、金融・経済も含めトロント、モントリオールに次ぐカナダ第三の都市です。

人口の約半数が移民という移民国家カナダを象徴する大都市でもあります。

英国・エコノミスト誌が安全性、医療、文化・環境、教育、インフラの項目で評価する「世界で最も住みやすい都市」のランキングで毎年上位に選ばれており、留学中に不便を感じることは、まずありません。

また、渡航も直行便なら約9時間と英語圏の人気留学先としては、日本にとても近く便利です。

カナダで一番の人気留学先だけあって語学学校間の競争が激しく、質の高い学校が多く存在します。

目次

 

市内の語学学校

公立校

» ●Langara College

» ●Capilano University

» ●The University of British Columbia

» ● Simon Fraser University

» ●Vancouver Community College

私立校

» ●Bayswater

» ●Canadian College of English Language

» ●Dorset College

» ●EC Vancouver

» ●EF

» ●GEOS Languages Plus

» ●Granville College

» ●ILSC Language Schools

» ●International House Vancouver

» ●International Language Academy of Canada

» ●ISS Language and Career College of BC

» ●iTTTi Vancouver

» ●Kaplan International

» ●Language Studies International

» ●Languages Across Borders

» ●Oxford International

» ●Sprott Shaw Language College

» ●St. Giles International

» ●Tamwood International College

» ●VanWest College

» ●VGC International College

 

都市情報:バンクーバー

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  • カナダ西部、太平洋に面したブリティシュ・コロンビア(BC)州にある同州最大の都市で、金融・経済も含めトロント、モントリオールに次ぐカナダ第三の都市です。
  • 都市圏人口は約200万人で移民国家カナダを象徴するように多彩な人種が共存していますが、とりわけアジア系移民が多いです。

» ●市の公式Websiteはこちら

知っておきたいミニ歴史

  • 1792年にイギリス海軍のジョージ・バンクーバーがバラード入り江などのカナダ西海岸を探検したのがヨーロッパ人による入植の始まりで、当時はマスキーム族とスクワミッシュ族が既に村を形成していたとされています。
  • 17世紀半ばには、ハドソン・ベイ・カンパニーの進出により毛皮の交易所がコロンビア川やフレーザー川に沿って設立され、ブリティッシュ・コロンビア(以下BC)の内陸部にもヨーロッパ人の入植が進みました。
  • 1858年にはフレーザー川下流に金鉱が発見されると、探鉱者や商人など様々な人々がBCに押し寄せゴールドラッシュとなりましたが、すぐに収束しました。
  • BCは当時ハドソン・ベイ・カンパニーが所有していましたが、カナダ連邦結成の流れが西部にも訪れ、イギリスの要求により同年イギリス領BC植民地となり、1866年にはバンクーバー島植民地もBC植民地に統合されました。
  • 1871年にはついにカナダ連邦に加盟し、現在のブリティッシュ・コロンビア州が誕生しました。(州都はビクトリア)
  • 当時グランビル(現在のバンクーバー)ではバラード入り江での林業が盛んで、1863年には最初の製材所がムーディービル(現在のノースバンクーバー)に開業し、1865年までにはグランビル市街地にも製材所が開業され、オーストラリアへ輸出も始まりました。とりわけギャスタウンは製材業とそれに伴う入植の中心地として大変賑わいました。
  • また、BC州は連邦加盟に際してカナダ東部の鉄道を太平洋岸まで延伸させることを要求し、政府はこれを公約したことから、1886年ついに鉄道はグランビルまで敷かれ大陸横断鉄道が完成しました。
  • 同年、グランビル町はバンクーバー市と改名され市政がスタートしましたが、都市名は18世紀後半にカナダ西海岸地域の測量を行ったジョージ・バンクーバーに由来しています。
  • 大陸横断鉄道が完成しバンクーバー港と直結してからは、バンクーバーは太平洋岸での主要な都市となり、木材はもとより、カナダの豊かな天然資源や工業製品の輸出基地となって現在に至っています。

町の見どころ

Canada Place

  • バラード入り江にあるカナダプレイスは1986年に開催されたバンクーバー国際交通博覧会のカナダ・パビリオンとして建てられました。
  • 現在はコンベンションセンター、パンパシフィックホテル及び世界初の3DIMAXシアター等が入る複合施設となっています。
  • また、クルーズ船の主要ターミナルでもあり、毎年80万人以上の乗客がここを利用しています。
  • バンクーバーからアラスカへのクルーズ船の他、各国からの豪華客船も間近で見ることができます。
  • 真っ白な5つの帆はとても美しく、バンクーバーのランドマークとなっています。
Capilano Suspension Bridge

  • 1888年スコットランド人のエンジニアが川の両側の密林6000エイカーを購入し、断崖絶壁の渓谷の上に小屋を建てたのが始まりです。
  • 翌年、スクワミッシュ族の酋長と馬の力を借りて、渓谷に麻のロープと杉の板で作られた橋をつるしました。
  • これがキャピラノ・サスペンション・ブリッジの原型で、現在は鉄製のワイヤーでつるされた全長140m高さ70mの安全な橋となっています。
  • 周囲は7つの吊り橋から作られた遊歩道で地上33mの森林の上を歩くツリートップ・アドベンチャーや断崖に沿って空中に迫り出した歩道でスリル感を味わうクリフウォークが人気の公園となっています。
  • キャピラノとは先住民族スクワミッシュの言葉で美しい川を意味し、1800年代前半、ここに住んでいたスクワミッシュ族の偉大な酋長の名前でもあります。
Stanley Park

  • バンクーバーで最初に作られた最も広く、最も市民から愛されている公園です。
  • スタンレー公園は1888年に作られ、名称は当時のカナダ総督(国家元首)スタンレー卿の名にちなんでつけられました。
  • 公園には8.8㎞のシーウォールという海沿いの歩道があり、散歩やサイクリング、ジョギングに最適で、ここからのイングリッシュ・ベイの眺めは最高です。
  • また、園内には植物を縫うように走る27㎞のトレイルもあり、徒歩または自転車で美しい森の中を探索することもできます。
  • その他、先住民族によって彫られたトーテムポールが建てられた広場やカナダ最大規模の水族館も園内にあります。
  • ダウンタウンの西にありますので、徒歩や自転車でも行くことができますが、バスが最適です。(バスでの所要時間は数分)
Granville Island

  • もともとは泥の埋立地で産業機械の製造会社の大きな赤い倉庫群があったところです。
  • 20世紀の産業の発達によりバンクーバーでは林業、鉱業、建設業及び造船業の用地が必要となり、1950年代に島がその用地として整備され、発展を遂げましたが、時代とともに衰退していきました。
  • 1970年代になると荒廃した跡地を再開発することとなり、今では最も愛される市民の場所に生まれ変わりました。
  • グランビルアイランド(最上部写真)のメインは「島が王冠だとするとマーケットは宝石」と称されるほど有名な屋内マーケットです。50以上の食品業者が軒を連ね、毎日賑わっています。
  • また、様々な文化やアートを取扱う店から各種工房、飲食店までバラエティーに富んだロフトと呼ばれる店舗がたくさんあり、何度足を運んでも飽きない観光スポットです。もちろん景色も最高です。
Safeco Field:Seattle USA

  • セーフコ球場はMLBのシアトル・マリナーズのホームグラウンドです。
  • バンクーバーの留学生の中では、シアトルでの野球観戦の話題はごく当たり前のことです。
  • ダウンタウンのVIA鉄道セントラル駅からシアトルまではGreyhoundのバスで約4時間ですので、日帰りも可能です。
  • 残念ながらイチローは引退しましたが、野球に興味のある方は、一度 MLBの試合を観戦をしてみてはいかがでしょうか。

» ●公式観光Infoはこちら

気候

平均最高気温 平均最低気温
春:4月 13.2°C 5.6°C
夏:7月 22.2°C 13.7°C
秋:10月 13.5°C 7.0°C
冬:1月 6.9°C 1.4°C
  • 3月頃から雨期が終わり天気は安定していきますが、早春の天気は変わりやすい日が多いです。
  • 6月中旬から9月までの夏は湿度も低く温暖な気候が続きますが、朝晩は冷え込むこともあります。日没は夜9時頃ですので゙豊富なアクティビティを楽しめます。
  • 9月下旬から10月までは天気のよい爽やかな日が続くことが多いですが、11月からは雨の日が多くなります。
  • 12月から3月までは雨期で雨や曇りの日が多く、冬でも平地では積雪がほとんどありません。

時差

標準時で日本よりも17時間遅く、サマータイム期間(毎年3月の第2日曜から11月の最初の日曜まで)では16時間遅くなります。

日本時間 現地時間
標準時 9:00 a.m. 4:00 p.m.
サマータイム 9:00 a.m. 5:00 p.m.

 

公共交通機関

通学

  • 市内はTransLinkによりスカイトレインとバス及びシーバスが運行されています。
  • 路線は豊富で通学にも大変便利ですし、郊外まで足を運ぶことができます。
  • 料金は3ゾーン制ですが平日の18:30以降と週末はすべて1ゾーンの料金でOKとなります。

» ●運行会社のWebsiteはこちら

遠出の観光等

鉄道

  • カナダ大陸横断鉄道で有名なVIA Rail Canadaのカナディアン号がトロントまで走っています。
  • 発着はダウンタウンにあるパシフィック・セントラル駅ですので、とても便利です。
  • 4~10月まではRocky Mountaineer鉄道のロッキーマウンテニア号がジャスパーやレイクルイーズ、バンフまで走っています。
  • Rocky Mountaineer駅はパシフィック・セントラル駅から東へ約1㎞離れたところにありますが、交通の便はとても良いです。
  • また、パシフィック・セントラル駅からはシアトル行きのAmtrakも走っています。
  • 所要時間は4時間半です。

» ●VIA RailのWebsiteはこちら

» ●Rocky MountaineerのWebsiteはこちら

» ●AmtrakのWebsiteはこちら

バス

  • バンクーバーと他の都市を結ぶ長距離バスの拠点はVIA鉄道のパシフィック・セントラル駅です。
  • ビクトリア行きの直行バス(バスに乗ったままフェリーに乗船)がBC Ferries Connectorにより運行されており、所要時間は4時間弱です。
  • また、ナナイモ行きはTofino Busにより運行されていますが、ウエストバンクーバーのホースシュー・ベイ・フェリーターミナルまでのシャトルバスのみで、ビクトリア行きのようにバスに乗ったままの乗船ではありません。
  • アメリカ・シアトル行きのバスもGreyhoundによりここから運行されています。
  • その他パウエルリバーやウィスラー、ケロウナ、カムループス行きの長距離バスもありますが、パウエルリバー線はホースシュー・ベイ・フェリーターミナル発着となります。

» ●BC Ferries ConnectorのWebsiteはこちら

» ●GreyhoundのWebsiteはこちら

» ●Sunshine Coast ConnectorのWebsiteはこちら

» ●BC ConnectorのWebsiteはこちら

» ●EbusのWebsiteはこちら

» ●Tofino BusのWebsiteはこちら

 

日本からのアクセス

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  • 空の玄関口はバンクーバー国際空港です。
  • 日本からは多くの直行便が運航されています。
  • アメリカまたはアジア経由でバンクーバーに入ることもできます。

» ●詳細を見る
 

留学カウンセラーの目

miniコラム

交通・買い物・娯楽など生活をする上での利便性は最高で、質の高い語学学校や専門学校が豊富、しかも日本からのアクセスが最良となれば人気No1の留学先になるのは当然です。

その一方で、バンクーバーは人口の約半数が移民で、中でもアジア系が多いというネガティブな捉え方もあります。しかしながら、発想を転換すると約100万人ものカナディアンが住んでいることになります。

更にポジティブに考えると、どこよりもカナディアンと交流できるチャンスがたくさんあるということです。ただ残念なことに田舎や小都市のように自然体で地元民と交流できる環境ではありません。自ら率先して機会を作らなければならないのが大都市です。

ここで自らも実践した交流方法をご紹介します。市内には数十もの地区ごとのコミュニティーセンターという施設があります。地元のカナディアンの方々は、ここのジムで汗を流したり、ヨガ、ダンス、水泳、空手などを習ったりしています。もちろん留学生も利用できますので積極的に施設を利用して、一緒に汗を流したり、習ったりすれば、本当の意味で地域に溶け込むことができます。

留学開始後に「人気があるので来てみたが、アジア系移民が多い、日本人留学生が多い、ホームステイも期待外れ」と嘆く方も少なくないですが、バンクーバーは留学する上でのポテンシャルが高いですので、探せば良い学校、良いホストファミリー、そして地元民との良い交流場所が見つかるはずです。

自分に適した英語環境を自らの手で、どん欲につかんでいく気構えがあれば、きっと大成功すると思います。