カナダ入国の基本的入国要件に「渡航目的を終了した時点で、カナダを出国することを入国審査官に納得させなければならない」という項目があります。
ただし、帰りの航空券とは一言も書いていません。最適な方法として、eチケットの写しの提示がよいとされていることから、航空券と断定的になったものと思われます。
長期留学ですと実際に帰国日などは分かりませんので、帰りの航空券を持っている方が不自然です。結論としましては、入国時点で帰りの航空券を購入できない正当な理由を説明の上、購入資金の保有を証明する書類を提示すれば問題ないということです。
例えば6か月の留学後、ヨーロッパを周遊してから帰国する計画のある方は、その旨、入国の際に説明し、銀行の残高証明を提示すればOKです。もちろん、その際、6か月間学校に通うことと、それに伴う宿泊先を確保していることを証明する書類(入学許可証とホストファミリーインフォなど)も必要です。
逆に、1か月程度の短期留学の場合は、eチケットの写しがなければかえって不自然ですので、帰りの航空券は必須と考えてください。くれぐれも「入国審査官を納得させる」というキーワードを常に念頭に入れて渡航準備をしてください。