語学留学も安全第一、外務省の情報を活かし、更に安全・安心な留学を目指すコーナーです。
カナダの治安
カナダは一般的に治安が良いと言われていますが,犯罪発生率(人口10万人当たりの犯罪認知件数)は日本の約5倍の水準となっています。最近では,ギャング絡みの発砲・暴力事件も発生しているほか,夜間に銃器や刃物で通行人を脅したり,背後から襲い暴行を加えた後に所持品を奪うといった事案も発生しています。特に,都市部で夜間にひと気のない場所に出かける際は注意が必要です。日本人の渡航者,滞在者が犯罪に巻き込まれる事案も発生していますので,防犯対策は日本にいるとき以上に注意が必要です。(外務省HPより抜粋)
- 人口10万人当たりの凶悪事件発生件数の比較
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ブラジル 24.7件 フィリピン 9.48件 アメリカ 4.88件 カナダ 1.68件 オーストラリア 0.98件 日本 0.31件 シンガポール 0.25件 - 弊社解説
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- 外務省情報のとおり「治安が良い」という言葉が独り歩きをして、危機感が薄れているのが実情です。
- データからも読み取れるように、安全な部類には入るものの、日本にいる時以上に注意が必要です。
- 現地の方々も、夜間ひと気のないところ(公園など)は、特に危険との認識を持っています。
- 過度に警戒する必要はありませんが、危険な区域には近寄らない、夜間一人歩きはしない、面識のない人を安易に信用しない、などの基本的な防犯対策は必須という条件付きでの「治安の良さ」ということを理解してください。
カナダの医療事情
カナダ医療事情で最大の問題点は医療機関へのアクセスの悪さ、待ち時間の長さにあります。一般に医療機関を利用する場合には、まず地域の家庭医を受診する必要があります。しかし家庭医は、実数が少なく、また患者数を制限することが許されているため、新規の患者を受け付けていない場合が少なくありません。運良く家庭医を持てた場合でも、医師は基本的に保険医であり診療報酬に上限が設けられているため、1日の診察人数を制限している場合も多く、予約が1~2週間後ということもあります。また、専門医については家庭医の紹介なくしては受診できないシステムになっていますが、極端に医師数の少ない科(整形外科、皮膚科、産婦人科など)では、数ヶ月後から1年先にしか予約がとれない状況です。また、医療費抑制政策により、CTやMRIなどの検査機器の数が日本に比べて極端に少なく、検査の待ち時間も何ヶ月も先という状況です。(外務省HPより抜粋)
- 弊社解説
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- 各学校には生徒を見てもらう、掛かりつけのクリニックがありますので、学校に通っている限りは、受診の面では心配ありません。
- ただ、問題なのは、検査が必要と思われる場合です。実際に自らもクリニックで受診し、検査に関する説明を受けたことがありますが、何か月も待たなければならず、帰国の方が早かったという経験があります。
- 緊急を要する場合は別問題ですので、あまり神経質になる必要はありませんが、カナダの医療水準は高くても、医療事情の面で少々問題があるのは確かなようです。
- 参考
- 外務省のホームページでは24時間・看護師による相談受付ホットラインや各州の日本語対応の病院紹介といった万が一の時に役に立つ情報が掲載されていますので、一度見ておくとよいと思います。
サイトはこちら
» http://www.mofa.go.jp/mofaj/toko/medi/n_ame/canada.html
医療保険の重要性
当地で短期滞在されている方,当地旅行中の方が事件・事故に巻き込まれ,保険に加入していないことから,高額の医療費等を自己負担しなくてはならないケースが発生しています。ケースバイケースですが,1泊の入院費用で約5000ドルが請求されるケースも珍しくありません。(外務省HPより抜粋)
- 弊社解説
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- 学校では保険の加入を義務付けていますので、無保険の方はいませんが、補償内容が少ないカード付帯の保険で済まそうとする方は少なくありません。
- 事故や病気の程度によって、保険でカバーできず自己負担となる可能性が非常に高いです。
- 外務省は真に保険の重要性を訴えていることを理解してください。
- 安心して語学留学に専念できるようしっかりとした医療保険への加入を強くお勧めします。
在留届は忘れずに
旅券法により外国に住所又は居所を定めて3か月以上滞在する日本人は、その住所又は居所を管轄する日本の大使館又は総領事館(在外公館)に「在留届」を提出するよう義務付けられております。(外務省HPより抜粋)
なお、届け出は、在留届電子届出システム「ORRnet」で簡単にできますので、現地に到着後速やかに行ってください。
サイトはこちら
» https://www.ezairyu.mofa.go.jp/