のどかな風景のどかな島民
プリンスエドワード島(PEI)はカナダ東海岸のセントローレンス湾に浮かぶ島で、一つの州でもあります。
「赤毛のアン」の舞台としてあまりにも有名ですが、美しい砂浜や緑の丘などの田園風景が広がる避暑地としても有名で、夏はアメリカなどからも多くの観光客がこの地を訪れます。
島の主要産業は農業と漁業で、特にジャガイモ栽培とロブスターやムール貝などの漁が盛んです。
島民はのどかな風土の基、優しさと思いやりに満ちており、留学生を温かくサポートしてくれます。
また、島民の93%がネイティブスピーカーという英語環境もとても魅力的です。
治安の良い国カナダにあって犯罪発生率が最も低いのがここPEIです。
目次
市内の語学学校
公立校
» ●University of Prince Edward Island
私立校
» ●Study Abroad Canada College
おススメの学校
Study Abroad Canada College
“島民精神に満ちた温もりの学び舎”
- 1994年創立の島内唯一の私立語学学校です。
- 学校は州都シャーロットタウンの中心部にあります。
- 「Study, Learn and Live on our beautiful island」をモットーに、語学だけではなく文化も学びコミュニケーション能力を高めることに重点を置いています。
- 創設者のHelen Greenさんが昔、大阪でホームステイをしたことがあり、その際、日本の家族に大変よくしていただいたという思いがもとで、SACC校でも質の高いホストファミリーの手配にこだわっているそうです。
- 学校の教師・スタッフが島民精神で生徒たちを手厚くサポートします。
- Languages Canada(語学学校協会)の認定校です。
主なプログラム
- 一般英語
- ジュニア・バケーション
- スタディーツアー
- 高校・大学進学準備
- 正規高校留学
- 就労・永住ビザ取得
基本データ
規模 | 中規模校(最大200名) |
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日本人比率 | 年平均13-20% |
クラス人数 | 平均8名 最大14名 |
受講レベル数 | 7段階のレベル |
日本人スタッフ | 常駐 |
一般英語プログラム
★ SACCでは生徒が日常生活並びに学校生活において自分を表現できるよう、すべての英語スキルを学ぶことに重点を置いています。
- 1クラス平均8名という少人数制です。
- 授業は担任制ですので、担任が生徒一人一人の進捗度をしっかりと把握しています。
コース
週25時間 | Intensive English |
---|---|
9:00-15:30 |
タイムテーブル
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
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9:00-10:20 | リスニング・スピーキング・発音 | ||||
10:40-12:00 | リスニング・スピーキング・発音 | ||||
12:00-13:00 | 昼食 | ||||
13:00-14:20 | 文法・リーディング・ライティング | 無料 Activity | |||
14:40-15:30 | 文法・リーディング・ライティング |
授業の要点
- 担任教師が1週間を通し、スピーキング・リスニング・リーディング・ライティング・グラマーをバランスよく強化できるよう授業を組んでいます。
- ディスカッションやプレゼンテーションなども授業に取り入れています。
定期テストと個別指導
- 4週間に一度、上達度を測定するテストが行われ、結果と先生からのコメントが記されたレポートが渡されます。
- アドバイスや相談が必要な場合は、いつでも先生と面談することができます。
入校条件
入校年齢 | 16歳以上 |
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受講レベル | 入門レベルからOK |
最短受講期間 | 1週間 |
入校日 | 毎週月曜日 |
アクティビティ
“金曜の午後は無料アクティビティ”
- 学校行事としてのアクティビティなので無料です。
- 釣りやゴルフ、ロブスターランチなどPEIならではのものが楽しめます。
- 平日の放課後や週末も様々なアクティビティを実施しています。
★注目のホームステイ
“理想のホームステイあり”
- SACC の提供するホームステイは心温かいネイティブスピーカーのご家庭です。
- 徒歩通学以外は毎日学校までホストファミリーが無料で送迎してくれます。
- 通学時間は5-15分です。
- 空港送迎ももちろん無料です。日本からの場合、深夜到着となってしまいますが、快く迎えに来てくれます。
- 島民の感覚では家族の送迎は日常の当たり前のことだそうです。
留学費用:料金表
- 授業料等
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申込期間 週25時間 4週間 C$1,320 8週間 C$2,600 12週間 C$3,900 16週間 C$5,040 20週間 C$6,300 24週間 C$7,200 登録費 C$150 教材費 C$150/12週 - ホームステイ費等
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ホームステイ手配料 C$250 ホームステイ費(3食) C$237.50/週 空港送迎(往復) 無料 学校送迎(往復) 無料 医療保険(guard.me) C$13/週
都市情報:プリンスエドワード島(PEI)
- カナダ東海岸のセントローレンス湾に浮かぶ島で、一つの州でもあります。
- カナダで最も小さな州ですが、島の広さは愛媛県とほぼ同じで小さな島ではありません。
- 州都はシャーロットタウンで人口は約5万人、島の人口の50%以上を占めています。
知っておきたいミニ歴史
- 1534年フランスの探検家ジャック・カルチエが島を発見し、その後フランス人が入植するまでは、先住民族のMicmacsの人々が居住しており、彼らは島を「波間に浮かぶゆりかご」と呼んでいました。
- フランス人の入植でフランス領(アカディア)になると島は1603年にサン・ジャン島と名付けられました。
- 1758年フレンチ・インディアン戦争でイギリスがフランスに勝つと島はパリ条約でイギリス領となり名前もセント・ジョン島に改称されました。
- 更に1767年にはジョージ3世の息子である北米総司令官のエドワード王子(ビクトリア女王の父)に敬意を表して、島はプリンスエドワード島と名付けられました。
- シャーロットタウンは1864年にカナダ連邦結成のための会議が開かれた場所として歴史的にも有名ですが、プリンスエドワード島は当初、連邦に加盟しませんでした。
- 島を横断する鉄道建設で莫大な負債をかかえたため1873年ついにカナダ連邦に加盟しました。
島の見どころ
- Cavendish
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- 赤毛のアンのアボンリー村として描かれているキャベンディシュは作者L.M.モンゴメリーの故郷でもあります。
- アンが暮らしたグリーンゲイブルズ・ハウスにはアンをはじめマリラやマシューの部屋も再現されています。
- 家の近くにはお化けの森や恋人の小径などの小説の舞台が残されています。
- Cavendish Beach
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- キャベンディシュにはプリンスエドワード島国立公園の一部として美しいビーチがあります。
- 砂丘や赤褐色の砂岩の崖、湿地、森などが数マイルにも連なるビーチには散歩コースがあり、美しい景色を満喫することができます。
- キャベンディシュには、赤毛のアンやビーチの他にもアミューズメントパークやゴルフ場などもあり、1日を通して楽しむことができます。
- シャーロットタウンからはCity Beach Expressというバスが、観光シーズン(2018年6/22~9/3)に合わせて運行されています。
- Confederation Trail
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- プリンスエドワード島全土を結ぶハイキング/サイクリングコースです。
- コースは廃線となった線路を利用して作られ、総延長は357kmにおよびます。
- 小さな村々に広がるのどかな田園や森林、小川の景色をゆっくりと満喫することができます。
- 島に生息する草花や野鳥など動植物の生態系を観察できるのも魅力の一つです。
- 島は高いところでも海抜142mと高低差がほとんどありませんので、積極的に島を観光してみたい方はレンタサイクルで巡ってみてはいかがでしょうか。
- Wood Islands Ferry Terminal
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- 島の南東にある農業と漁業の田舎町ウッドアイランドにあるフェリーターミナルです。
- ノバ・スコシア州との間でノーザンバーランド・フェリーが就航しています。
- 75分間のミニクルーズを楽しむうちに船はノバ・スコシア州カリブーの港に到着します。
- 冬は港が凍るので、5月から12月中旬頃までの運航となっています。
- L.M.モンゴメリーは学生時代をノバ・スコシア州のハリファックスで過ごしていますので、興味のある方は一度訪問してみてはいかがですか。
- Charlottetown
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- 街の中心部にはミュージカル「赤毛のアン」が公演されるコンフェデレーションセンターやカナダ連邦結成のための会議が開かれたプロビンス・ハウスがあります。
- 夏には会議が開かれた当時の衣装を身に着けた、建国の父たちを演じるコンフェデレーション・プレイヤーズが街を盛り上げます。
- ビクトリア・ロウは1880年代に建てられた最も美しい歴史的ビルが建ち並ぶリッチモンド通り沿いの一角で、建物はレストランやカフェ、ショップ、ギャラリーになっています。
- シャーロットタウンは古い歴史が息づく街です。
気候
平均最高気温 | 平均最低気温 | |
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春:4月 | 7.2°C | -1.2°C |
夏:7月 | 23.3°C | 14.1°C |
秋:10月 | 12.3°C | 4.4°C |
冬:1月 | -3.4°C | -12.1°C |
- 春の訪れは遅く5月でも肌寒い日が続きます。
- 夏の気温は19~23°Cですが海水は暖かくビーチには多くの人が集まります。
- 秋は12~18°Cと過ごしやすくドライブや紅葉を見るのに最適です。
- 冬は-12°Cまで気温が下がり降雪量も多いです。
時差
標準時で日本よりも13時間遅く、サマータイム期間(毎年3月の第2日曜から11月の最初の日曜まで)では12時間遅くなります。
日本時間 | 現地時間 | |
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標準時 | 9:00 a.m. | 8:00 p.m. |
サマータイム | 9:00 a.m. | 9:00 p.m. |
公共交通機関
通学等
- 島内はT3 Transitによりバスが運行されています。
- 路線が限られていますので、バスが走っていない地区へはレンタカーなど車が必要となります。
- 通学はホストファミリーが送迎してくれますので問題ありません。
遠出の観光等
- Confederation Bridge
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- ノーザンバーランド海峡を横断しカナダ本土のニューブランズウィック州とPEIを結ぶ全長12.9㎞の橋です。
- 1997年に完成し冬に海が凍結する地域の橋としては世界最長です。
- この橋により一年を通じて陸路で島に入ることができるようになりました。
- 通行料はPEIから出るときのみ徴収され、入るときは無料というユニークなシステムです。
- 上記に記載のノバ・スコシア州と結ぶフェリーの料金も橋同様、出るときのみの徴収です。
- 陸路での観光
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- プリンスエドワード島と他州を結ぶ長距離バスの拠点はシャーロットタウンのダウンタウンにあるマリタイム・バスターミナルです。
- ここからはコンフェデレーション・ブリッジを渡って陸路でノバ・スコシア州のハリファックスやニューブランズウィック州のモンクトン、セント・ジョンなどへ向かうバスがMaritime Busにより運行されています。
- 所要時間はモンクトンまでが約3時間、ハリファックスまでは約5時間、セント・ジョンまでは約6時間です。
- モンクトンからはVIA Rail Canadaのオーシャン号でケベックシティやモントリオールなどへ旅行することもできます。
日本からのアクセス
- 空の玄関口はシャーロットタウン空港です。
- 直行便はありませんので、最低1回の乗り継ぎが必要です
- 日本からは直行便またはアメリカ、アジア経由でモントリオールまたはトロントに入り、入国手続きを済ませ、国内線に乗り換えての現地入りとなります。
» ●詳細を見る
留学カウンセラーの目
大都市でのホームステイの酷評がカナダ全土に当てはまる訳ではありません。島民の93%がネイティブスピーカーで、留学生を温かく迎えてくれるPEIには理想と現実がマッチした本物のホームステイが確かにあります。
SACC創設者のHelen Greenさんが昔、大阪伊丹にホームステイをしたことがあり、その際に日本人家族に大変よくしていただいたという思いから、PEIでもホストファミリーの質に重点を置いているそうです。
また、市内の私立語学学校はSACC一校だけですが、教師並びにプログラムの質は、都市部の学校に引けを取りません。
SACCのスタッフに学校自慢を訪ねると、「島民のやさしさ、思いやりですね。その島民が学校の先生・スタッフであり、ホストファミリーなのです。」という答えが返ってきます。大げさではなく入学手続きを進めるだけでも、島民精神とそのやさしさが伝わるくらいです。
冬は厳しく、吹雪で休校になることもありますが、島民はそれすらプラス思考で料理や編み物を自宅で楽しんでいるのが、のどかな風土のプリンスエドワード島の良さです。
余談ですがPEIといえばロブスターが有名ですが、地元の人はとても安く手に入れています。漁から帰ってくる時間に港で待っていて漁師から直接買うそうです。値段は1lb当たり7カナダドルですから1キロ当たり1200円程度です。港でバケツに海水を汲んで持ち帰り、その海水でゆでて食べるのがお決まりだそうです。うらやましいですね。