将来の首都構想からロンドンに
ロンドンはカナダ東部オンタリオ州にある都市で、トロントからは車で約2時間の距離にあります。
アッパーカナダの時代に副総督が将来の首都にする構想を抱きロンドンと名付け、同時に川もテムズ川と名付けたのが町の始まりです。
ロンドン市内にはビクトリア公園をはじめ、多数の公園があり「フォレストシティ」とも呼ばれています。
医学研究、保険、製造業、IT産業などがロンドンの経済を支えており、中でもウエスタン・オンタリオ大学主導の生命科学や遺伝子組み換えに関する様々な研究は、大きな経済効果をもたらしています。
歴史的にはヨーロッパからの富裕層が移住し、現在はその末裔が暮らしていることもあり、移民が非常に少なく、留学には最適の英語環境です。
目次
市内の語学学校
公立校
私立校
都市情報:ロンドン
- カナダ東部オンタリオ州にある都市で、トロントとデトロイト(USA)の中間に位置しています。
- 広域圏人口は約47万人で、同州南西部では最大の都市です。
知っておきたいミニ歴史
- ロンドンの歴史は1793年アッパーカナダ(現オンタリオ州)の初代副総督ジョン・グレイブス・シムコーがこの地を見つけ、将来の首都にする構想を抱きロンドンと名付け、同時に町を流れる川もテムズ川と名付けたことから始まりました。
- 最初にヨーロッパ人が入植したのは1801から1804年で、それまではイロコイ族などの先住民族の村だったとされています。
- シムコーの構想とは異なり、実際にはヨーク(現在のトロント)に首都が置かれ、以下の経緯でロンドンに町が作られたのは1826年のことでした。
- 当時、オンタリオ中西部を覆う広大なロンドン行政地区を管轄する行政の町は、ビット―リアというノースフォーク群の小さな村が担っていましたが、地理的には遠すぎて十分に機能していませんでした。
- 更に、ビット―リアの裁判所が火事で崩壊したため、議会はこれを機会にオンタリオ南西部で行政の町としてもっと相応しい新たな町を探すことを決め、調査委員会を立ち上げました。
- 調査の結果、以前シムコーが、首都構想でしたためていたロンドン(テムズ川の分岐点)を選び、1826年に正式に認められました。
- この時、地元の司法委員会の長を務めるトーマス・タルボット(写真)が庁舎の場所として古い裁判所の敷地を選びました。
- これ以来、庁舎の周りには家も建ち、アッパーカナダ銀行が店舗を開くなどロンドンの発展が始まりました。
- ロンドンの発展の大きな要因は、1つ目は1826年の裁判所と行政の移転、2つ目は1838年の軍の駐屯地設営に伴う人口増加、3つ目は1853年の鉄道開通に伴う好景気と言われています。
- 現在の市制がスタートしたのは1855年です。
町の見どころ
- Budweiser Gardens
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- バドワイザー・ガーデンズは2002年にできた9090席を持つオンタリオ州で最大規模の多目的アリーナで、ロンドンのランドマークでもあります。
- アリーナはダウンタウンの中心部にあり、そこは19世紀にTalbot Inn(タルボット・ホテル)が建っていた場所ということもあって、外観はTalbot Innを思わせる造りとなっています。
- 一年を通してスポーツやコンサートなどのイベントが開催されていますが、市民はとりわけアイスホッケー好きで、地元チームLondon Knightsの試合を観戦し、大いに盛り上がっています。
- 滞在期間中、迫力ある本場のアイスホッケーの試合を市民と一緒に観戦してみてはいかがでしょうか。
- アイスホッケーのシーズンは9月~翌年3月までです。
- Springbank Park
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- スプリングバンク・パークは、広さ300エイカーにも及ぶロンドン最大の公園です。
- 公園は19世紀の水道施設周辺の用地の開発に伴い作られました。
- 緩やかに流れるテムズ川に沿って30kmのトレイルがあり、市民は四季を通して散歩やジョギング、サイクリングなどを楽しんでいます。
- 公園内にはストーリーブック・ガーデンやミニチュア列車もあり、子供も楽しめる場所となっている他、ピクニックエリアもあります。
- ダウンタウンからの所要時間はバスで約20分です。
- Banting House National Historic Site
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- バンティングハウスは糖尿病の薬としてインシュリンを発見し、カナダで初めてノーベル賞を受賞したフレデリック・バンティング博士の研究と生活がうかがえる、インシュリン発祥の場所として有名な博物館です。
- 1920年10月31日午前2時、博士はインシュリン発見のアイディアとともに目を覚ましました。
- その後、アイディアを基に実験が9か月ほど行われ、インシュリンが発見されました。治験で成功が認められたのは1922年のことです。
- 博士はロンドンのウエスタン大学で教鞭を取りながら研究をしていましたが、最新の実験設備がなかったため、トロント大学に研究場所を移し、最終的には4人の研究者の協力を得てインシュリンを発見しました。
- 現在はカナダ国家史跡に指定されているロンドンを代表する歴史的観光スポットです。
- ダウンタウンからの所要時間はバスで約10分です。
- The Royal Canadian Regiment Museum
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- 王立カナダ連隊博物館はカナダで初めて創設された歩兵連隊の歴史を綴る博物館です。
- 1883年の歩兵学校軍としての始まりから時代とともに進化し、現代に至るまでの王立カナダ連隊の歩みを学ぶことができる他、英国との繋がりを肌で感じることができます。
- ギャラリーには歩兵連隊歴代の軍服をはじめ、数々の勲章やライフルなどの武器を展示しています。
- また、敷地内には第二次世界大戦で使われたShermanというM4中戦車が展示されており、見応えがあります。
- ダウンタウンからの所要時間はバスで約25分です。
- University of Western Ontario
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- ウエスタン大学は英国国教会のヒューロン司教であったビショップ・アイザック・ヘルマスにより1878年創設されたカナダの州立大学です。
- 1881年から学生を受け入れ、この時は医学、文学、神学、法学の4学部だけでしたが、現在は12学部あり専門分野は大小合わせて400を超えます。
- 学校の根幹をなすのは研究活動で、インシュリンの発明をはじめ、イワン・スミス博士の主導によるがんのコバルト治療などの大きな成果を出し、研究においてはカナダトップクラスの大学として有名です。
- 生徒総数は約3万6千人で、127か国から4300人もの留学生を受け入れています。
- 1.6平方キロメートルの広さのキャンパスには、校舎、研究棟をはじめ図書館や美術館、競技場などたくさんの施設が建ち並び、各建物は時代の背景を映し出しています。
- ロンドンにはウエスタン大学のほかに4つの大学・カレッジがあり、正に学園都市です。
- ダウンタウンからの所要時間はバスで約15分です。
気候
平均最高気温 | 平均最低気温 | |
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春:4月 | 12.1°C | 1.5°C |
夏:7月 | 26.4°C | 15.1°C |
秋:10月 | 14.2°C | 4.3°C |
冬:1月 | -1.9°C | -9.1°C |
- 3月から5月までの春は、1日ごとに日が長くなり温かさが増しますが朝晩は冷え込みます。雪が解け、新緑が芽吹き始める季節です。
- 6月から8月までの夏は気温が上がり、少々蒸し暑い日もあります。最高気温は25°C程度ですが30°Cを超える日も年に10日ほどあります。
- 9月末から美しい紅葉の季節となります。11月に入ると急に気温が下がり、霜が降りることもあります。
- 冬は連日氷点下の気温が続き、冷え込みが厳しくなります。
時差
標準時で日本よりも14時間遅く、サマータイム期間(毎年3月の第2日曜から11月の最初の日曜まで)では13時間遅くなります。
日本時間 | 現地時間 | |
---|---|---|
標準時 | 9:00 a.m. | 7:00 p.m. |
サマータイム | 9:00 a.m. | 8:00 p.m. |
公共交通機関
通学
- London Transitにより市内はバスが運行されています。
- 路線は豊富で通学にも大変便利です。
遠出の観光等
- 鉄道
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- カナダ大陸横断鉄道で有名なVIA Rail Canadaが走っています。
- 発着はダウンタウンにあるロンドン駅ですので、とても便利です。
- 滞在期間中、ケベック-ウィンザー線でモントリオールやケベックシティなどへの車窓を楽しみながらの小旅行もお勧めです。
- バス
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- ロンドンと他の都市を結ぶ長距離バスの拠点はダウンタウンにあるロンドン・バス・デーポ(停車場)です。
- ナイアガラ・フォールズやトロント行のバスがGreyhoundにより運行されています。
- また、アメリカ・デトロイトやシカゴ行きのバスも同社により運行されています。
- デトロイトまでの所要時間は3時間半、シカゴまでは約10時間です。
日本からのアクセス
- 空の玄関口はトロント・ピアソン国際空港です。
- 日本からは直行便が運航されています。
- アメリカまたはアジア経由でトロント入りすることもできます。
- トロント空港からは送迎サービスを使って陸路で現地入りします。(所要時間約2時間)
- 最寄りの空港はロンドン国際空港ですが便数が少なく利便性が低いので、留学生は皆さんトロント空港を利用されています。
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留学カウンセラーの目
留学エージェントの中でロンドンを取り扱っているところは極めて少ないのが実情ですが、知名度の低さに反して、侮れない留学先というのが、正にロンドンです。
生活する上での利便性の高さに加え、市民のほとんどがネイティブスピーカーという絶好の英語環境、しかも大学などの教育機関が多いため同年代の学生が約4万人もいる学園都市です。
また、市内の私立語学学校はLLI一校だけですが、教師並びにプログラムの質の高さは折り紙付きで、授業料は驚くほど格安です。更にLLI管理のホームステイも学校同様、高品質でリーズナブルな料金です。
強いて難点を上げるとすれば、やる気のある生徒には手厚く、そうでない生徒には冷遇という傾向があることです。あとは学校の事務処理が・・・ということです。カナダらしいと言えば、カナダらしいです。
やる気と自立心のある方にはお勧めです。